SASAKI BLOG

七草がゆ

2023/1/6

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ささき
1月7日は七草がゆを食べる日とされていますが・・・皆さん食べてますか???
七草がゆの歴史を知って今年は食べてみましょう🥰

七草がゆの歴史

唐の時代では、人日の日には七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれ、七種類の野菜が入った汁を食べて無病息災を願ったと言われています。
日本には平安時代になって、この七種菜羹という風習が伝わってきたといわれています。
その結果、七種菜羹と、元々日本にあった「若菜摘み」という風習が融合し、七草粥を食べる文化が浸透。

そして江戸時代になると、幕府が人日の日のことを「人日の節句」として、1年間のイベントとして取り入れたことにより、1月7日に七草粥を食べる文化が確立されたと言われています。

 

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七草がゆを食べる理由

七草がゆを食べる理由は「無病息災」「長寿健康」と言われています。
無病息災とは、病気をしないこと、何事も達者なことを意味する言葉です。
他にも、災害や病気などの災いを防ぐという意味をもっています。

1月7日に七草粥を食べるのは、青菜の摂取が不足しがちな時期に、しっかりと体に取り入れるためでもありさらに、お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわるためという説もあります。

また、健康長寿とは、いつまでも健康で長生きする、という意味の言葉です。
江戸時代は、現在よりも寿命が短く、どうすれば健康でいられるか、長生きするための生活とは何かなど、今よりも色々なことが分かっていない時代でした。
その中でも「健康でありたい、長生きしたい」という意味を込めて七草粥を食べたということは、それだけ当時の日本人にとって「体に優しい」「健康的」な食事と捉えられていたのではないでしょうか。

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種類や効果

芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)
現在ではあまり使われない呼び名のものありますが、これら七草はそれぞれに意味や効能があります。

芹(せり)

芹には、「新芽がたくさん競り合って育つ」という様子から、勝負に「競り」勝つという意味合いが込められています。胃を丈夫にする効果や解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果があるといわれています。

薺(なずな)

薺(なずな)とは、現代でいう「ぺんぺん草」のことです。薺には「撫でることで汚れを取り除く」という意味合いが込められています。解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害やむくみに効果があるといわれています。

御形(ごきょう)

御形とは、現代でいう「母子草(ははこぐさ)」のことです。これには、仏の体という意味合いが込められています。咳や痰、のどの痛みに対して効果があるといわれています。

繁縷(はこべら)

繁縷(はこべら)は、「はこべ」とも呼ばれています。これには、「繁栄がはびこる」という意味合いが込められています。また、昔から腹痛薬として使用されており、胃炎や歯槽膿漏に効果があるといわれています。

仏の座(ほとけのざ)

仏の座(ほとけのざ)は、子鬼田平子(こおにたびらこ)とも呼ばれています。葉が地を這うように伸び、中心から伸びた茎に黄色い花を付けます。これには、仏の安座という意味合いが込められていますが、胃の健康を促し、歯痛や食欲増進などの効果があるといわれています。

菘(すずな)

菘(すずな)とは、現代でいう蕪(かぶ)のことです。これには、神を呼ぶ鈴という意味合いが込められています。菘は、胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるといわれています。

蘿蔔(すずしろ)

蘿蔔(すずしろ)は、現代でいう大根のことです。これには、「汚れのない清白」という意味合いが込められており、美容や風邪に効果があるといわれています。

このように、それぞれの野菜に意味が込められており、体の健康を促す効果が期待されています。七草粥を作る際は、薺(なずな)は花芽を持つ前の若芽を、菘(すずな)と蘿蔔(すずしろ)は葉の部分を使用します。

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今年は、七草がゆを食べて季節を感じながら、1年間頑張っていきましょう😋

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