お正月おせち 第一弾
2022/12/26
まず・・・おせちとは、「お節供」(おせちく)が略された言葉で、五節句ごとに神前にお供えした料理のことをいいました。
しかし、今では五節句の要とされるお正月の料理だけを、おせちとよぶようになりました。
お屠蘇とは・・・元日の朝に飲むお屠蘇は中国から伝わった漢方の薬酒で一年の邪気を払い、寿命を延ばすと言われています。
正式には大黄、肉桂、防風、山椒、桔梗などの漢方薬を調合して、絹の袋に入れ、酒やみりん浸して作ります。
祝い肴とは・・・屠蘇肴ともいわれ、お屠蘇をいただく時の肴をいいます。
一般的に縁起物の黒豆・田作り・数の子の3種類を用意して健康や豊作、子孫繁栄などの願かけをします。
正式なお節は五段重
正式なおせちは五段重まであります。これは四段重にひかえの重がついたもので、ひかえの重には上四段の補充やお雑煮の椀だねを入れます。
詰め方には地方や各家庭のしきたりで違うので一概にはいえませんが、だいたい最上段一の重には祝い肴や口取り風のもの、二の重には焼き物、三の重には煮物与の重(四を嫌ってこう書く)には酢の物類をいれます。
一の重
黒豆
祝い肴の代表格。
まめ(まじめ)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにと祈念していれます。
田作り
別名ごまめ(五万米)ともよばれ、昔田畑の肥料にしたことから豊作を願う縁起物として用いられています。
数の子
ニシンの卵でひと腹にたくさんの卵があるので子孫繁栄を願う縁起物として用いられています。
酢ごぼう
ごぼうは地中深くまで根を張ることから家業が堅固になることを祈って用いられます。
紅白なます
おめでたい紅白の取り合わせで「水引なます」ともいわれます。一家の平安を願って作られます。
芋きんとん
きんとんとは「金団」と書き財宝を表す縁起物です。黄金色に仕上げましょう。
一の重にはほかにも伊達巻・金柑の甘煮・淡雪かん・金玉間の茶巾絞り・ミカンかんが向いています。
明日は二の重です😁
皆さんのご家庭のおせちはどんなものが入っていますか❓❓❓